映画「明日の空の向こうに」ネタバレあり感想。ストリートチルドレンを描いた感動作

映画明日の空の向こうは、貧しさゆえに自国(ロシア)からポーランドへと亡命を試みるストレートチルドレンの少年3人を描いている物語。

この作品は、フィクション作品ではありますが、過去ロシアにたくさんいたストレートチルドレンを連想させる物語となっています。

また、この映画を見ると現在もどこかの国では貧困に苦しみながら、日々必死に現状を打破しようと頑張っている子供達がいるんだなっと考えさせられます。

この記事では、明日の空の向こうを見た感想についてご紹介していきます。

明日の空の向こうにの基本情報
  • 監督 : 「ドロタ・ケンジェジャフスカ」
  • 脚本 : 「ドロタ・ケンジェジャフスカ」
  • キャスト : 「オレグ・ルイバ」「エウゲヌイ」「アフメド・サルダロフ」

明日の空の向こうには、amazon prime videoに登録すれば無料視聴することができます。30日間の無料登録期間中に、解約すれば料金は一切かかりません。

【明日の空の向こうにを無料視聴する↓↓↓】

明日の空の向こうにあらすじ

現代。ポーランドと国境を接する旧ソ連某国(ロシア)の貧しい村。鉄道の駅舎を無邪気に走りまわり、楽しげに遊んでいる少年たち。

6歳のペチャと10歳になるヴァーシャの兄弟は、身寄りも住む場所もなく、着の身着のまま、その駅舎で駅員たちに見つからないように身をひそめながら、物乞いやささやかな盗みをしてどうにか暮らしていた。

ある日、同じ境遇の11歳の少年リャパと兄のヴァーシャは前から計画していた冒険を実行に移す。

それは、貨物列車に乗り込み、国境近くの町から国境を越えてポーランドへ行くというものだった。

彼らは外国に行けば、今よりもずっといい暮らしができると信じていたヴァーシャは当初、足手まといになる幼い弟を置いていくつもりだったが、兄たちの様子を察したペチャは、2人の後を追って付いてきてしまう。

ヴァーシャも連れて行ってと泣きながら懇願する弟を放っておけなくなり、仕方なく彼を連れていくのだった。

国境近くの町に着いた彼らは、朝市でペチャに物乞いをさせ、食料を得る。

ペチャは苛酷な生活を生き延びるために、大人たちに媚び、母性本能をくすぐって、確実に物を恵んでもらう術を身に着けていた。

その後彼らは、町外れで炭焼きをしているリャパの知り合いの老人を訪ね、一夜の宿を得る。

老人は少年たちが国境を越えようとしていることを知っており、幼いペチャには危険なので一緒に暮さないかと申し出るが、ペチャはどうしても兄たちと行きたいと言い張るのだった。

翌朝、3人は老人の知り合いのトラック運転手に乗せてもらい国境を目指す。

途中、結婚式の一団と出会い、パーティに参加してさらに食料を調達した3人は、様々な困難と試練を乗り越え、ついに目的地の国境にたどりつく。

3人は高圧電流が流れているかもしれない金網の下の土を空き缶で堀り、くぐり抜ける練習を重ね、真夜中、ついに越境に成功する。

爽やかな朝日の中、ポーランドの草原を走り、水浴びをする3人。

空を見上げ、「お空はどこも同じだね」とつぶやくペチャに、ヴァーシャは言い返した。「これからは俺たちの空だ」。だが、言葉も通じないポーランドの様子も、その国の人々の対応も彼らの想像とはまるで違っていた。

やがて、3人はある村を見つけ警察に出頭、自分たちの保護を申し出るが、ポーランドの法律では亡命ではない越境者は軍に通報され、収容所に送られて、その後本国に送還される決まりになっていた。

警察の担当者は命がけで国境を越えてきた幼い彼らに同情し、どうにかして彼らを留まらせる方法がないか考えていた。ペチャも精いっぱいのおねだりで、担当者の心を動かそうとするのだが…。

程なく軍の護送車が到着した。警察の担当者が哀しげに見守る中、3人を乗せた護送車はゆっくりと走り出した。

3人の少年たちのはじめての冒険は、苦い結末に終わった。しかし、彼らの瞳はそれでも、彼らにもきっと訪れるはずの明るい明日を見つめていた…。

ーー公式サイトより抜粋

子役達の演技力がズバ抜けている

映画の良し悪しに最も関わるのは、キャストの演技力。明日の空の向こうのキャスト(子供達3人)は、大人顔負けの演技力を誇っています。

特に、一番下の子供ペチャの演技力が凄まじすぎて、見ているとペチャの演技力に心を奪われてしまうでしょう。

ペチャの演技は、見ている人に決して演技しているとは感じさせません。

むしろ、ありのままではないのか?と思わせるレベルの演技をしています。ペチャの演技が特に光っているのは、ラストシーン辺りの警察官に甘えているシーンです。

自分たちをその場に居させてもらうために、警察官の懐に入ろうとあれやこれやと子供の可愛さを武器にして、提案します。

このシーンは子供らしくて可愛いと感じる一方で、目の奥には「この場に絶対に居る!」という強い意志が感じられます。

ペチャほどの演技ができる子役は、世界中探しても稀でしょう。

YUMANN
明日の空の向こうには、子供達の演技を楽しむためだけに見る価値があるほどの作品ですよ。

【明日の空の向こうにを無料視聴する↓↓↓】

スタンド・バイ・ミーとは違う線路を歩く意味

明日の空の向こうにでは、スタンド・バイ・ミーを連想させる「子供達が線路を歩いている」シーンがあります。

しかし、スタンド・バイ・ミーとは全く違った印象を受けます。

スタンド・バイ・ミーでは、線路を歩いているシーンから、子供達の心が成長していく様子が伺えます。

一方で、明日の空の向こうにでは、日々の辛さから逃げたいという気持ちが見ている側にも伝わってきます。

単に線路を歩くというシーンですが、2つの作品では描かれている様子が全く異なります。

明日の空の向こうにを見る際には、子供達が線路を歩いているシーンに注目して見てみてください。

YUMANN
きっと子供達の姿からたくさんのことを感じ、考えさせられることになるでしょう。

悲しすぎるラストシーン

ネタバレになりますが、貧しさから逃げるためにロシアからポーランドを目指してた子供達は、何とかロシアとポーランドの国境を越えることができました。

そして、子供達は助けを求めてポーランドの警備菅の元を訪れます。

警察官は子供達をポーランドでかくまってあげたいと思い行動するのですが、ポーランドの規則で「亡命を希望する!」という言葉を言わない人は、ロシアに返すという約束になっていました。

ストリートチルドレンの子供達が「亡命を希望する!」という言葉を言えるはずもなく、命がけでロシアからポーランドに渡ったにも関わらずロシアに再び返されてしまうのです。

映画のラストでは少年たちはロシアからポーランドに渡ったことによって、心がたくましくなったと描かれていますが、なんとも後に引く悲しさがあるラストになっています。

YUMANN
この世は映画のようにハッピーエンドばかりではない、それでも必死に生きていくしかないということを強く思わされる作品となっています。

明日の空の向こうにまとめ

明日の空の向こうには、ロシアからポーランドへと亡命を志す少年たちを描いている作品。

この映画では、過去にロシアにたくさんいたストレートチルドレン達の現状が描かれています。

キャストとして登場している子供達の演技力は、群を抜いているので、演技を楽しむだけにこの作品を見ても楽しむことができますよ。

映画のようにハッピーエンドではない現実でも、頑張って生き抜くしかないと強く思わせてくれる感動作となっています。

【明日の空の向こうにを無料視聴する↓↓↓】

【決定版】大人の恋愛がしたくなる!おすすめの恋愛映画25選

2019年9月1日