映画「星を追う子ども」ネタバレ感想と解説。ジブリを連想してしまう作品

君の名はの大ヒットをきっかけに、世の中に名前が知れ渡った「新海誠」。

新海誠の描く世界観は、他のどれとも似つかないという特徴があります。

しかし、この作品「星を追う子ども」はどこかジブリ作品を連想させる内容となっています。

星を追う子どもは、さよならを言うために地底世界へ旅に出るというファンタジー作品となっています。

また、死について考えされられる内容の映画です。この記事では、星を追う子どもについて徹底解説していきます。

ネタバレや解説、また感想や無料視聴方法について触れています。

星を追う子供の基本情報
  • 監督 : 新海誠
  • 脚本 : 新海誠
  • 原作 : 新海誠
  • 主題歌 : 熊木杏里
  • キャスト : 「金本寿子」「入野自由」「井上和彦」「竹内順子」「折笠富美子」「島本須美」etc…

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星を追う子どものあらすじ

父親の形見の鉱石ラジオから流れる不思議な音楽に耳を傾けながら、思いをはせるアスナ。

孤独な毎日を送るアスナは、ある少年と再会するための旅に出ることにする。

それはアスナにとって、世界の冷酷さと美しさ、そして別れを知るための冒険の旅となる。

引用 : https://movies.yahoo.co.jp/

YUMANN
死んでしまった愛する人に会うために、地底世界へ旅に出るという物語となっています。

星を追う子どもの感想

星を追う子どもの監督が「新海誠」さんだと、言われないとこれはジブリが作った映画なのかな?と思ってしまうほど、ジブリに似通っているシーンや世界観となっています。

ただ、ジブリとは違い新海誠らしいセンスの溢れた表現やメッセージが込められています。

また、「死と生」について触れられており、なんだか深いな〜と感じる作品となっています。

ここからは、もう少し深く1つ1つ解説していきます。

ジブリを連想してしまう

星を追う子どもを見た人なら「えっこれジブリの世界観に似過ぎじゃね?」と思ったのではないでしょうか。

僕も含めて多くの人がジブリに似ていると感じてしまうのは、まず天空の城のラピュタは、神話や伝説をモチーフとして世界観を作り上げていますよね。

星の追う子どもその点は全く一緒です。

言い過ぎかもしれませんが、天空の城ラピュタを地底バージョンに変えた作品のような世界観だと感じました。

また、天空の城ラピュタに登場する巨人兵のようなキャラクターが、星を追う子どもにも描かれています。

それがこちらです。(ケツァルトル)神という存在。

まるで、天空の城の巨人兵にそっくりですよね。星を追う子どもは、キャラクターだけではなく、世界観もジブリと似通っているポイントが多く描かれています。

監督が「新海誠」と言われなかったら、「宮崎駿」が監督の作品なのかな?と思ってしまうほどですよ。

ただ、この映画はジブリ感だけしかないのか?と言われるとそうではなく、新海誠らしさも感じられる作品となっています。

YUMANN
どのようなポイントから新海誠らしさを感じ取れるのかということについて触れていきますね。

新海誠らしさも垣間見える

星を追う子どもでは、さすが新海誠だなっと思ってしまうフレーズや人物描写が描かれています。

新海誠らしいフレーズ
  • まるで誰かの心がそのまま音になったみたいな(好きな人の歌声を聞いた時の感想)
  • あの時、幸せと悲しみが一緒にやってきて、私は1人じゃないんだって思えたんだ!
  • 「暗くなる前に帰った方がいいよ。」「ひぐらしが鳴きやんだら帰るよ」

この映画は、ジブリ色が強いですが新海誠ならではのエモいフレーズが含まれています。

新海誠の凄さ(空気みたいな感情をエモい言葉にすること)は、星を追う子どもから感じ取ることができますよ。

祝福「死」についてメッセージがセンスあり

この映画では、「祝福」という言葉が大事なシーンで多く使われています。

また、「祝福」という言葉が使われているシーンは、人間を含めて命ある生き物の死が描かれているシーンで使われています。

新海誠が「祝福」という言葉を死のシーンで用いているのは、人は命あるものの死を痛感することによって、自分は生きている。生きている喜びを感じ取ることができる。という意味合いで使っているのかな?と感じ取ることができます。

また、死と生は反対の意味で捉えている人が多いですが、始まりと終わりというような対照的なものではなく、生と死は生きるという過程の中の大事なシーンであると捉えることができるような描き方をしています。

なぜ死と生について描いているのか?

ここからは、完全に個人的な考察になるのですが、新海誠が「星を追う子ども」で死と生について描いているのは、現代人にとってあまりにも死が遠い存在になっているからだと思います。

最近、周りの人が「亡くなった」という場面を実際に見たことがあるという人は数少ないのではないでしょうか?

昭和20年代までは、日本人の約7割以上の人が自宅で亡くなっていたので、死とは身近なものでした。しかし、人々は見たくないもの(マイナスなもの)として捉えてしまうものは、自然と見えないようにしてしまう性質があります。

その結果、昭和20年代頃から、村で行なっていた葬式という形を企業が行うようになりました。

それが現在の葬式関連の企業です。また、自宅ではなく病院で全ての医療を施すようになっているので、最後の瞬間を見届けるという人が少なくなっているというのが現状です。

その結果として、現代人にとって「死」は非現実的なものとなっているのです。

非現実的なものとなっている象徴としては、交番の死亡事故の件数表にあります。死亡事故の件数表を見て、ほとんどの人は「今日は少ない、今日は多い」というように、死を数値としてしか捉えることができなくなっているのです。

そのような背景があるからこそ、新海誠は「死と生」について映画を通して描いているのだと思います。

ではなぜ新海誠が死と生について描いているのかというと、死を身近な存在として捉えることができれば、生を高めようとすることができるからです。

人はいつかは死ぬとは知っていても、それを本当の意味で感じ取ることができません。

もしも、身近なものとして感じ取ることができれば、人生はいつか終わりが来るから、今やりたいことをやらないと後悔する!という思考になり、日々生を高めるように努力するようになるでしょう。

個人的に、星を追う子どもを見て、新海誠はこのようなメッセージを見ている人に伝えたいのだな〜と感じました。

YUMANN
やはり、新海誠が映画を通して伝えているメッセージはセンスの塊ですよね。

星を追う子どもの考察

星を追う子どもは、新海誠らしさを感じ取ることができますが、ジブリ色が結構強めの作品となっています。

そのため、この作品に対して「ジブリのパクリだ!」という評価をしてしまう人もいるでしょう。

しかし、星を追う子どもはエモいフレーズなど、新海誠らしさも垣間見える作品です。

ストーリーは、愛する人に会うために地底に行くという割とありそうな設定ですが、「死と生」についてのメッセージを織り交ぜながら、ストーリーを構成しているので、見ていて飽きてしまうということはありません。

むしろ、この作品を見ると「死と生」ついて考えさせられて、この作品が好きになりますよ。

この作品からは、新海誠がジブリに憧れている、もしくはジブリから影響を受けている時代もあったということが感じられます。

圧倒的な才能の持ち主と評価されている新海誠ですが、誰かに影響を受けていた時代もあったなんて考えると、なんだか親近感が湧いてきますよね。

君の名は、天気の子、入りで新海誠を知ったという人は、是非「星を追う子ども」も見てみてください。新海誠の捉え方がきっと変わりますよ。


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