映画「リトル・フォレスト 冬 春」感想。他人と向き合う勇気を与えてくれる

映画リトル・フォレスト 冬 春は、重力ピエロなどで人気となった森淳一が監督を務めている作品。

社会に疲れてしまった女性(いち子)が、小森で自給自足生活を送っている様子を描いている作品で、前作の「リトル フォレスト 夏 秋」の続編のような構成となっています。

前作は、自分を知るということがテーマとなっていますが、今作は「他人と向き合う」ということがテーマとなっています。

前作よりも、成長しているいち子の心境、美しく移り変わる小森の景観がとても見どころの作品となっていますよ。

リトル・フォレストの基本情報
  • 監督 : 森淳一
  • 脚本 : 森淳一
  • 原作 : 五十嵐大介
  • 主題歌 : FLOWER FLOWER
  • キャスト : 「橋下愛」「三浦 貴大」「松岡茉優」「温水洋一「桐島かれん」
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リトル・フォレスト 冬 春のあらすじ

「海獣の子供」「魔女」などで知られる漫画家・五十嵐大介が、東北の小さな村を舞台に、旬の食材をいかした食事と自給自足の生活を通じて自分と向き合う若い女性の姿を描いた「リトル・フォレスト」を、橋本愛の主演で実写映画化。

四季を通じて描かれる全4部を「夏編・秋編」「冬編・春編」の2部にわけて劇場公開する。

一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子。

スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料にして食事を作り、日々を過ごしている。

大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせるが、そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていく。

ーー公式サイトより抜粋

リトル・フォレスト 冬 春の感想

リトル・フォレスト冬 春は、前作の夏・秋よりも主人公いち子が自分ではなく人と向き合っている作品となっています。

変わりゆく季節と共に、変化していくいち子の心境がとても魅力的ですよ。

ここからは、リトル・フォレスト 冬 春の感想をご紹介していきます。

本作をより楽しんで見られることに繋がると思いますので、是非参考にしてください。

冒頭から田舎暮らしの魅力が感じられる

本作の冒頭部分は、郵便配達員といち子の会話から始まります。

  • 郵便配達員 : 寒いねー。今日は昼から雪になるって言ってたよ。
  • いち子 え〜。: また請求書だけ?
  • 郵便配達員 : 手紙も1通来ているよ。

冒頭のこのシーンから、田舎って素敵だなときっと感じるはず。

田舎は人口が少ないですが、その分人と人との繋がりがとても強いという特徴があります。

そのため、田舎に住んでいると「自分が孤独だ」と思うことはありません。

逆に、都会は人口が多いですが、みんな自分のことで忙しいので、人と人との繋がりを感じることは少ないでしょう。

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人との繋がりに魅力を感じる人は、きっとこの映画の冒頭シーンから心を揺さぶられることでしょう。

文学的にも美しい作品

映画リトル・フォレストには、文学的に美しい表現がたくさん含まれています。

特に美しいなと思った表現としては、いち子が小森に帰ってきたのは他人と向き合う勇気がなかったからだと気がつき、小森に帰ってきても何も変わっていないと自覚したシーンです。

このシーンでは、いち子は雪の中を歩いています。

そして、こう呟くのです。「さあ、雪かきなくちゃ」そして、心のモヤモヤが晴れた後に、「明日も雪かき」と呟きます。

雪かきはいち子の心境を表すために用いられています。

一見繋がっていないことを繋げて意味を成しているこの表現は、とても文学的に美しいポイントだと思います。

その他にもこの映画には文学的に美しい表現がたくさん用いられていますよ。

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日本語って素敵だなっと思わせてくれる作品でもありますので、とてもおすすめですよ。

素朴だけど美味しそうな料理がたくさん出てくる

リトル・フォレスト 冬 春では、素朴だけど美味しそうな料理がたくさん出てきます。

実際に、自分で育てた野菜などを手間隙かけて料理する。

そして、それをゆっくりと味わいながら食べる。この映画を見ていると、なんだかグーッとお腹が空いてきて、甘い玉子焼きが食べたくなりますよ。

この映画を見ると、ゆっくりとご飯を味わいながら食べられることはとても贅沢で豊かなことだな〜と思うことできます。

また、作中の主人公いち子の食事シーンを見ていると、「いただきます、ごちそうさまでした」は必ず言おうというプラスな気持ちになりますよ。

いち子の心の成長が見どころ

小森で自給自足を送っていたいち子の元に、ある日1通の手紙は届きます。それは、いち子をおいてある日失踪した母からでした。

母からの手紙の中に、いち子はとても心に響く言葉を見つけます。

それは、「人生は同じような場所を回っているようで、螺旋のようなもの」というものでした。

この言葉が綴られているのを見たいち子は、今のままではダメだと思い、小森を出て行くことを決意します。

いち子と仲良かったキッことユウ太は、またいち子は「きっと戻ってくるだろう」と話していました。

時は流れ、5年後の小森の生活が映し出されます。そして小森のお祭り(神楽祭)に、いち子の姿がありました。

しかし、以前の街から逃げるように小森に帰ってきたいち子とは全く様子が違っていました。

とても誇らしげに、神楽祭で踊っているのです。

村を出たいち子は、人と向き合い日々頑張って生活をしており、その中で出会った男性と結婚していたのでした。

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映画のラストシーンではいち子の成長した姿が描かれており、このシーンを見るときっと心が動かされることになりますよ。

リトル・フォレスト 冬 春のまとめ

映画リトル・フォレスト 冬 春は、前作よりも他人と向き合っているいち子の姿が描かれています。

自然の中に身を置き、自分を知ったいち子が次は他人と向き合っていく姿に心が動かれますよ。

この映画は、文学的な美しさを感じられるだけではなく、日本の四季の美しさを再確認させてくれます。

また、明日からも頑張ろうと思わせてくれる作品ですので、とてもおすすめですよ。



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