映画「しゃぼん玉」ネタバレ感想。これからが、これまでを変えていく

映画しゃぼん玉は、市原悦子の遺作となった作品。

宮崎県の椎葉村を舞台に、変化していく若者と変わらない強さを持っている老人たちを描いている感動作。

映画のキャッチコピー「これからが、これまでを変えていく」とリンクしている本作のストーリーは、心の奥底にきっと響くことでしょう。

この記事では、映画しゃぼん玉のあらすじやネタバレ感想をご紹介していきます。

YUMANN
しゃぼん玉をより楽しんで見られるような内容となっています。
しゃぼん玉の基本情報
  • 監督 「東伸児」
  • 脚本 「東伸児」
  • 原作 「乃南アサ」
  • キャスト 「林遣都」「相島一之」「藤井美菜」「綿引勝彦」「市原悦子」

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しゃぼん玉のあらすじ

親の愛情を知らずに育ち、女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返してきた伊豆見翔人(林遣都)。

人を刺し、逃亡途中に迷い込んだ宮崎県の山深い椎葉村で怪我をした老婆スマ(市原悦子)を 助けたことがきっかけで、彼女の家に寝泊まりするようになった。

初めは金を盗んで逃げるつもりだったが、伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人々に世話を焼かれ、山仕事や祭りの準備を手伝わされるうちに、 伊豆見の荒んだ心に少しづつ変化が訪れた。

そして10年ぶりに村に帰ってきた美知(藤井美菜)との, 出会いから、自分が犯した罪を自覚し始める。

「今まで諦めていた人生をやり直したい」

――決意を秘めた伊豆見は、どこへ向かうのか…。

———公式サイトより抜粋

帰る場所、受け入れてくれる人の大切さ

直木賞作家の乃南アサのベストセラー小説を映画化した作品「しゃぼん玉」。

この映画では、帰る場所・受け入れてくれる人の大切さが描かれています。

主人公の伊豆見翔人は、親の愛情を知らずに育ち、女性や老人など自分よりも弱いと認識している存在ばかりを狙ってひったくりを繰り返して、日々を送っていました。

しかし、おばあちゃん(スマ)との出会いで、大きく変化していきます。おばあちゃんが自分のためにご飯を作ってくれる。

仕事から帰ってきたら、満面の笑みで出迎えてくれる。そんな日々の中で、主人公の伊豆見翔人は、自分の帰る場所。

自分を受け入れてくれ、待っていてくれる人を見つけます。それによって、生きる意味を見出していきます。

また、自分自身を見つめ直していきます。

この映画を見ると、帰る場所、自分を受け入れてくれる人がいかに大切なのかを気付かされるでしょう。

また、誰にも必要とされていないことがいかに悲しいことなのかも痛感させられますよ。

これからが、これまでを変えていく

映画のキャッチコピー「これからが、これまでを変えていく」は、しゃぼん玉の内容とリンクしています。

主人公の伊豆見翔人は、親の愛を知らずに育ったとはいえ、してはいけない犯罪を繰り返していました。

そんな日々の中で、伊豆見翔人は自暴自棄になっていたのですが、大切な人ができ、未来を変えていきたいと思い行動していきます。

この映画では、過去は決して変えることはできないが、未来の行動を変えることで、過去の捉え方を変えられるというメッセージが込められています。

YUMANN
これからが、これまでを変えていく。そう思い行動できるようになれば、未来を徐々に変えていけそうですよね。

ロケ地「椎葉村」の自然が美しい

しゃぼん玉のロケ地は、宮崎県の椎葉村(しいば村)。

この村は、日本で最も美しい村と言われており、面積の96%が自然に覆われています。

椎名村には、古き良き日本の風景が残っています。しゃぼん玉では、これでもかというほど椎名村の美しい自然が映し出されています。

見ていると、自分も自然の中にいるようなほっこりとした感覚になりますよ。何もないけど、何でもありそうな椎名村の風景。

YUMANN
しゃぼん玉を見ていると、なんだか椎名村に行きたいな。田舎っていいなと豊かそうだなと思うことでしょう。

セリフは一切なし!圧巻のラスト

しゃぼん玉の最も感動するシーンは、セリフが一切ないラストシーンです。

ネタバレになりますが、主人公の伊豆見翔人が逃げ続ける人生と決別するため、罪を償うために心を決めて警察に出頭します。

出頭する前に、一緒に暮らしていたおばあちゃん(スマ)に、自分が通り魔的な犯罪を犯してきたことを打ち明けます。

そして、何年何十年かかるか分からないが、帰りを待っていて欲しいとお願いします。すると、スマは「待っている」と言って、伊豆見翔人を優しく受け入れます。

ここからが感動のラストシーンなのですが、一切セリフはありません。

罪を償ったであろう主人公の伊豆見翔人が映し出されます(風貌と表情から感じ取れます)。

そして、一歩一歩椎名村へと歩いていきます。

すると、山仕事を手伝っていた背中で語るタイプのおじいちゃんを見かけます。

伊豆見翔人は、声をかけることなく背中を確認して、心の中に安堵感を覚えて、スマのいる家へと向かっていきます。

スマの家に着いた伊豆見翔人は、家に明かりが灯っていたのを確認します。

そして、ゆっくりと扉をあけます。ここでこの映画は終わりとなります。

ラストシーンは、一切セリフはありません。しかし、いつものように「お帰りなさい」と声をかけてくれるスマの声が聞こえてきます。

YUMANN
人間の想像力に問いかけているラストシーンは感動すること間違いなしですよ!

しゃぼん玉のまとめ

しゃぼん玉は、市原悦子の遺作となった感動作。宮崎県の椎名村を舞台に、変わっていく若者と変わらない強さを持っている老人たちを描いています。

この映画は、今の自分を変えたいと思っている人の心に強く刺さるであろう「これからが、これまでを変えていく」というメッセージが込められています。

また、帰る場所・受け入れてくれる人がいることは幸せなことだと痛感するでしょう。

しゃぼん玉は、明日を生きる力をくれる作品ですので、とてもオススメです。まだ、本作をチェックしていない人は是非見てみてください。


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